インプラント治療に適した症状

インプラント治療は、ブリッジや入れ歯のように周囲の歯に悪い影響を与えない治療方法です。
顎の骨の状態さえ良ければ、歯の位置や本数、年齢の上限にも制限はありません。
人工の歯根部分となるフィクスチャーは、顎の骨の幅や深さに合わせて、いくつも用意されています。 また、歯を失ってから時間が経つと顎の骨が痩せてしまい、インプラントを埋めるだけのスペースがないことがありますが、骨の再生治療を行えば、埋めることができます。

従来の治療方法では、1本失った場合はブリッジか部分入れ歯、3本以上失った場合は入れ歯と、失った歯の本数によって治療の選択肢が異なりましたが、1本から全歯欠損まで治療可能です。
すでにインプラント治療をした歯の周囲の歯が将来抜けてしまっても、以前インプラントした部分には影響がありません。もし次に抜けてしまった歯も治療したい場合には、その部分の治療を行うだけで、以前の作り直し等は必要ありません。

インプラント治療の年齢上限

年齢の上限は特にありません。
簡単な手術を受けられる体力と、インプラントが埋入できる骨のスペースがあれば80代でも治療が可能です。骨が薄い場合でも骨造成を行えば、治療が可能です。
未成年の方は治療ができません。10代は骨の成長が盛んな時期なので、顎の骨の成長が止まってから治療を開始します。
骨の成長は人によって異なりますが、一般的に男子は22歳、女子は20歳くらいで成長が止まります。 未成年で歯を失ったケースでは、しばらく入れ歯などを使用し、骨の成長経過を見ながら治療の計画を立てます。
欠損を補う方法としてブリッジがありますが、成人後に手術を考えている場合は、隣の歯を削るブリッジよりも、入れ歯の方が良いケースもあります。

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